【助成金】ファイザープログラム ~心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援

ファイザー株式会社は、製薬企業として、革新的な医薬品の開発、製造、販売を通じ、人々の健康で豊かな人生の実現に寄与することにより、社会に貢献したいと考えています。
しかしながら、社会には、医薬品の提供だけでは解決することのできないヘルスケアに関する様々な課題があることも事実です。
そこで、これらの課題解決のために真摯に取り組んでいる市民団体を支援することによって、市民団体と企業が互いの役割を補い合いながら、心もからだも健やかな社会の実現に取り組むことができるのではないかと考え、2000 年に「ファイザープログラム~心とからだのヘルスケアに関する市民活動支援」を創設しました。
以来、毎年全国から多数のご応募を頂き、市民活動や市民研究が果たす役割が重要であるとの認識を新たにしました。そして 2013 年からは、ヘルスケアを重視した社会の実現に向けて、これまで重点課題の一つであった「中堅世代」に的を絞り、市民活動・市民研究のさらなる発展を応援することにしました。

このプログラムは、「心とからだのヘルスケア」の領域で活躍する市民団体による、「健やかなコミュニティ」づくりへの試みを支援することを目的としています。ここで「ヘルスケア」とは、保健・医療・福祉・生活のみならず、就労等の社会参加活動も含めて一体として捉え、一人ひとりの多様な生き方を支え、心豊かな社会を実現する取り組みを意味しています。また、「コミュニティ」とは、特定の地域社会はもちろんのこと、共通の思いや立場による人々の集まりも含めて考えています。
「中堅世代」の「ヘルスケア」に関する「コミュニティ」をベースとした市民活動や市民研究がより一層深められ、その成果が社会に共有されるよう、今年も全国からのご応募をお待ちしています。

【助成対象プロジェクトについて】
助成の対象となるプロジェクトは、中堅世代の人々(主に 30・40・50 歳代)の心とからだのヘルスケアに関する課題に取り組む市民活動および市民研究とします。
具体的には、子育て・仕事・家族介護など社会において様々な役割を担っている中堅世代の人々や、疾病・障がい・貧困・
差別などにより社会参加に困難を抱える中堅世代の人々が、生き生きと充実した社会生活を実現するための取り組みで、以
下の点を重視します。
(1)「当事者性」「専門性」「市民性」を尊重した取り組み
(2)既存の公的制度や施策では実現することが難しい取り組み
(3)就労を始めとする社会参加を目指した取り組み

【助成対象団体の要件】
下記の要件を満たした団体に限ります(個人は対象となりません)。
(1)民間の非営利団体であること(法人格の種類や有無を問わない)。
(2)市民が主体的に参加して活動する団体であること。
(3)日本国内に活動拠点があり、原則として2年以上の活動や研究の実績があること。
(4)団体の目的や活動内容が政治・宗教などに偏っていないこと、また団体が反社会的勢力とは一切関わっていないこと。

【助成金額】
1 件あたり上限 300 万円。今年度の総額は 1,500 万円、7~8 件程度の助成を行なう予定です。

【応募期間】2015年6月8日(月)~ 6月19日(金)※必着

詳細はこちらから。(PDF)