【統計】いわて復興ウォッチャー調査(平成26年12月25日)

岩手県では、東日本大震災津波からの復興状況を定期的に把握するため、被災地域に居住又は就労している方々を対象に、復興感に関する調査(いわて復興ウォッチャー調査)を実施しています。

調査は、被災地域において復興の動きを観察できる立場にある方々の協力を得て、四半期(3ヶ月)に一度、継続して実施していくこととしています。

【調査結果の概要】
●被災者の生活の回復度については、「回復した」「やや回復した」の合計が52.3%と前回(55.3%)を3.0ポイント下回り、「あまり回復していない」「回復していない」の合計は14.3%と前回(16.6%)を2.3ポイント下回った。
●地域別では、沿岸北部・沿岸南部ともに「やや回復した」の割合が最も高かった(沿岸北部52.5%、沿岸南部41.9%)。「回復した」「やや回復した」の合計は、沿岸北部で70.0%と前回(74.5%)を4.5ポイント下回り、沿岸南部では44.2%と前回(46.0%)を1.8ポイント下回った。
●直近3ヶ月の進捗状況を見ると、「進んでいる」「やや進んでいる」の合計が48.4%と前回(51.2%)を2.8ポイント下回り、「あまり進んでいない」「進んでいない」の合計は16.7%と前回(19.1%)を2.4ポイント下回った。

高台移転地の造成などが進んだという声がある一方、応急仮設住宅での生活の長期化による精神的な疲弊や住宅再建に向けた資金繰りを不安視する声もあった。

http://www.pref.iwate.jp/fukkounougoki/chousa/watcher/001853.html