編集後記vol.31

3月の発刊を目指し、東北復興新聞として書籍を執筆している。

テーマは、希望。新聞を始めて以来、多くの復興現場のリーダー達と出会って来た。「震災前よりもっと良い東北を」「日本全国の先駆けとなる社会課題解決モデルを東北から」「震災を機に価値観を見直し、近代と決別し新たな社会づくりに挑む」。彼らの見せる行動、語る世界から感じたのは、まさに希望だった。

「東北の震災復興は、日本の未来創造だ」。そう確信した。僕らの心を揺さぶってくれた彼ら彼女らのストーリーを通じて、一人でも多くの方に復興現場の価値を伝えたいと思う。

今、書籍の取材で様々な方との再会を果たしている。ある漁師の方はいくつもの大型商談を形にした話を、ある企業の方はプロジェクトの目覚ましい進捗を、ある行政職員の方は新たに始まった仕組みづくりの話をしてくれた。どれも、東北はもとより日本全国でも革新的な取り組みであり、熱く想いを語る様からは志と決意が伝わって来た。

取材後に感謝と感動をメールで伝えると、1人からの返信でこんな言葉を頂いた。「あなたじゃなければできないことを実現してください」。執筆に加えて自らと向き合う意味でも、忙しい年末年始になりそうだ。(Y)

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