編集後記vol.24

 4月より、東北復興新聞のFacebook(以下FB)ページで取材や新聞制作の裏話の投稿を始めた。

 新聞に携わって1年数ヵ月。仕事の傍ら企画や原稿執筆をしていると話すと、応援の言葉を頂戴することが多い。一方で、東京で働き、頻繁に東北に足を運べないことに引け目のようなものも感じていた。

 震災から2年以上が経過し感じるのは、復興とはとてつもなく息の長い活動であり、広い地域から多くの人を巻き込んでいく必要があるということ。東京モノが発信をすることで、被災地外の方に関心を持っていただくことも、復興新聞の役目の一つではないか、と考えるようになった。

 東北には素晴らしいものがたくさんある。美味しい魚介類、美しい海、そして何より、地域の将来のために汗を流す人々。私が惚れ込み、復興新聞に関わる動機となったものたちだ。

 FBページを通じて伝えたいのは、東北にたくさんある小さな温かい「いいね!」。そして、「いいね!」と感じた東北復興新聞スタッフの気持ち。新聞より少し(かなり?)主観が込められた投稿から、「東北」や「復興」を身近に感じていただける方が増えれば幸いである。(R)

(FBページは、FB内で「東北復興新聞」を検索)

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