秘湯探訪vol.1 快浴洗心の宿 旅館大沼

古きを守り新しきに挑む鳴子の名湯

快浴洗心の宿 旅館大沼東北新幹線 古川駅から在来線で45分の鳴子御殿湯駅。ここから徒歩数分の場所に、 「温泉旅館」を再定義すべく奮闘している、旅館大沼がある。

建物は年代ものだが、手入れが行き届いており、百年続く宿の歴史をとても大切にしている。貸切露天風呂の母里の湯に浸かると、日々の忙しさから張り詰めた心がほろりとほぐれる、やさしいお湯で癒される。館内にも7つの内湯があり、1泊では到底足りない充実ぶりだ。

しかし、それだけでない。この旅館は、メルマガを定期配信したり、ヨガを取り入れたり、高品質スピーカーを貸し出したり、果ては湯治館のシェアオフィス化を提案したりと、訪れる客や、温泉旅館に求められるものの変化に対応し、次々と新しいことに挑戦している。

自らのコアコンピタンスは何か。それを時代の変化に合わせてどうチューニングしなければならないか。昔ながらの湯治旅館が多く残る東鳴子温泉で、5代続く伝統が醸し出す雰囲気、大事にしてきた良質の温泉というコアを守りつつ、様々な取り組みを通じて、世が求める温泉旅館のあり方を模索し新たなスタイルを提案する旅館大沼。昔ながらの温泉旅館も好きだが、ちょっと違った魅力にふれたい方にぜひおススメしたい。(Y)

(問い合わせ)0229-83-3052

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