編集後記vol.1

 今号の取材では、岩手、宮城、福島と、時計周りに2回転し、走行距離約2800キロ。ガソリン「満タン」を6回行った。人間の方も空腹になる。最近は沿岸部でも食べる楽しみが出てきたのが嬉しい。特に、本州最大の面積を誇る岩手県のボリュームに惚れ込んでいる。

 大船渡市の洋食屋「サンジャック」(大船渡市立根町冷清水16/0192(27)0330/水曜定休)は移転し、9月27日に営業を再開した。ボリューム、味ともに申し分なし。洋食屋の鏡のような店だ。

 釜石市の「工藤精肉店食堂部」(釜石市大渡町1―1―2/0193(22)3193/水曜定休)は震災後いち早く5月19日より営業を再開している。「工藤精肉店食堂部」、なんと男性的でストレートな店名だろうか。精肉店の2階にある食堂は、当然に肉系のメニューがオススメ。味はもちろん、そのボリュームは視覚的にも十分満たされる。ぜひカツ丼を試して欲しい。

 他にも山田町の「かき小屋」など、本当に訪れたい店が沿岸部でも営業を再開しつつある。花巻、北上、盛岡と内陸の食も侮れない。

 車は「満タン」にしても走れば空になるが、なぜか私のタンクは弾力があり、取材の度に大きくなっている。これ以上燃費が悪くならないよう気をつけたい。(T)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です