復興のきら星vol.6 新たな釜石のために立ち上がった熱き若手事業者たち

NEXT KAMAISHI
事務局長の君ケ洞剛一さん、代表の青木健一さん、西条佳泰さん

(左から)事務局長の君ケ洞剛一さん、代表の青木健一さん、西条佳泰さん

(左から)事務局長の君ケ洞剛一さん、代表の青木健一さん、西条佳泰さん

5月20日、岩手県釜石市で新たな団体が発足した。NEXT KAMAISHI。同市内の30〜40代の若手を中心とするまちづくり団体だ。「元々まちづくりなんて考えたこともなかったけれど、未来に対してひとりひとりがまちを創る責任があると気づいた」と話す代表の青木さんらの呼びかけに、約30名の市民が賛同した。

6月に入り第1回の会合を実施。参加者たちは、震災前からの釜石への思いや、これからあるべき釜石の姿について熱い意見を交換した。今後も定期的に会合を重ね、政策提言や具体的な企画につなげていく。

「会う人会う人に『大変だね』と言われますが、そんなのは分かりきった事、だから誰もチャレンジしなかったのです。ならば生かされた私達は取り組むべきなのです!」熱く話す青木さんと共に団体を運営するのは、水産加工業を営む事務局長の君ケ洞さんと情報サービス業を営む西条さん。震災後に知り合ったが、思いを共有する同士として毎週役員会を開く。全く違う個性が集まり、新たなまちの未来を描いている。

「外部に依存してきた」という過去の釜石から、脱却したいと願う地元住民の思いを形にできるか。挑戦は始まったばかりだ。

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