気仙沼大島ランフェスタ5月開催「楽しむことが支援になる」

大島の美しい眺め(震災前)。イベント参加者は、これから自然と産業が復活しゆく島への再訪が楽しみになるだろう

大島の美しい眺め(震災前)。イベント参加者は、これから自然と産業が復活しゆく島への再訪が楽しみになるだろう

宮城県気仙沼市の有人島、大島で5月27日に行われるマラソンイベント「気仙沼大島ランフェスタ」が、県内外で話題になっている。

漁業と観光業が二大産業の大島は、津波と火災により甚大な被害を受けた。漁業はカキとホタテが主力のため収穫は数年先に。頼みの観光も、船着場周辺に集まっていた土産物屋や宿などの観光施設がほぼ全滅したことや、他地域から島の復旧度合が分からなかったことが影響し、昨年一年間の観光客数はほぼゼロに近い状態になってしまった。

そこで、多くの人に足を運んでもらい、島の現状と魅力を知ってもらう機会をとイベントの開催を決めた。島内の道路整備は、開催の決定を受けて県からの協力もあり、急ピッチで進んだ。参加者はハーフマラソンまたは10キロのコースを、海岸線沿いの景色を楽しみながら走る。

ゴール地点のイベント会場では、島の人々からのわかめ汁やまぐろの兜焼きのサービス、気仙沼などからも出店のある各種屋台、アーティストのライブなど、さまざまな催しが行われる。また、参加賞には苗木が用意される予定。参加者それぞれに植えてもらうことで、島の緑化はもちろん、木々の成長を見に再訪してもらうきっかけにしたいと考えている。

もともと大島には、「つばきマラソン」という大会があったが、これは行政主導のイベントで、島民は積極的に運営に関わらなかったという。しかし今回は自分たちで立ち上げた実行委員会が主体。委員長の白幡昇一さんは、大島の観光協会会長でもある。東京からスポーツイベントやウェブサイト制作のプロなどが数名、アドバイザーとして協力しているが、主体となる実行委員約20名はすべて島の住民、そのほとんどが高齢者だ。調整事項は数多くあるが、よく話し合い団結して準備を進めている。

エントリーの締め切りは5月6日(インターネット)、5月10日(郵便振替)。

問い合わせはホームページ http://oshima-runfes.jp またはTEL:0226(28)2285 。

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