ハード、ソフトの両面から起業をサポート カタールフレンド基金採択プロジェクト「INTILAQ」が本格始動

約100人の参加者が集まり、熱気に包まれた会場

約100人の参加者が集まり、熱気に包まれた会場

9月30日、INTILAQ House Lecture Series Part 1「What’s new in Tohoku? - 東北から日本を開墾する」が東京・丸の内で開催された。
集まった参加者は、起業に興味のある若者や東北復興に関心を持つ人など、約100人。仙台で起業家支援を続けている一般社団法人MAKOTO代表理事の竹井智宏さん、世界初の食べる情報誌『東北食べる通信』を発行するNPO法人東北開墾代表理事の高橋博之さんが登壇し、自身の転機や事業にかける思いなどを熱く話した。
INTILAQは、一般社団法人IMPACT Foundation Japanがカタール フレンド基金の支援を受けて実施するプロジェクト。東北での起業を支援するため、今回のようなセミナーを東京、仙台を中心に月1回のペースで開催するほか、仙台市若林区に交流施設を作り、新たに事業を始めようとする人のネットワーク作りをサポートする。セミナーは今回が初の開催で、次回は11月17日に仙台市で行うことを予定している。

セミナーに登壇した竹井さんによれば、震災後に宮城県の起業率は上昇しており、全国2位(1位は沖縄県)という。ハード、ソフトの両面から起業を支援するプロジェクトのスタートで、復興の現場に新たなプレイヤーが数多く参入することを期待したい。