編集後記vol.20

ハーバード経営大学院の生徒30人が、震災後の復興の現場を学ぶため日本を訪れた。世界のビジネスにおける最高学府で多くの事例研究を行っている彼らが、東北をどう捉えたのか興味が尽きず、最終発表を聴講させて頂いた。

12日間に及ぶ日本滞在で、被災地にも入り多くの取材を経た彼らのレポートは、現場にフォーカスされていた。特に活動にあたっての「リーダーシップ」や「想い」の重要性を説いていた。PCの前に座って考えたのではなく、現場の声を聴かなければできない内容だ。

感銘を受けたと同時に、復興に関する情報が、海外へ発信できていないということも痛感した。彼らは来日前に、ほとんど今回の研究対象に関する情報を得られていなかったのだと思う。同じ12日間で活動した6チーム中、最も深く考察できていると感じたGoogle社のケースは、事前に米国内での取材を行い、ウェブでの事前調査もできたのであろう。多くのインプットが、良いアウトプットに繋がっていると感じた。

事前に英語での情報提供ができていたら、もっと深い考察が出来たのではないだろうか?われわれの努力不足だったのではなかろうか?自省し、英語での情報発信をがんばろうと決意を新たにした次第だ。(T)

2件のコメント

  1. 馬場由起子 返信

    はじめまして。
    私は広島市在住のカナダ人ドキュメンタリー作家の
    手伝いをしています。

    エステル・エベールは震災後から石巻市雄勝半島船越村に焦点をあてて震災復興支援ドキュメンタリーを作成しています。
    上記は彼女が立ち上げた活動のURLです。

    ハーバード大学院の学生さんにエステルの情報をお伝えください。
    エステルの活動の目的の一つは震災復興の様子を国際社会に向けて発信することです。
    私が今まで彼女の活動を広島で広めるために作成したファイルなどありますが、ぜひ全国の多くの方に、異文化圏の作家の努力、信念など知っていただきたいと思います。

    石巻市には外国人のためのボランティァ団体
    ”Just not mud”(英語のSITE検索できます)があります。

    宜しくお願いいたします。

    馬場由起子

  2. 馬場由起子 返信

    先ほどメール送信しましたが、外国人のボランティァ団体名間違えたように思います。すみません!
    (It’s)”Not Just Mud” です。

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