福島県復興グランドデザイン発表 避難指示解除準備区域 2年後に帰還へ

基本姿勢として示された3つの取組復興庁は4日、原発事故で避難指示の出ている福島県内12市町村における、復興のあり方を示したグランドデザインを発表した。対象地域は、双葉郡8町村と田村市、南相馬市、川俣町および飯館村。

グランドデザインは、2年後(短期)、5年後(中期)、10年後以降(長期)と3段階に分けて示された。短期的な目標としては、放射線量の比較的低い避難指示解除準備区域において除染やインフラ復旧を行い、2年後を目安に当該地域の住民が本格的な生活再建に取り組む環境を構築すると明記された。

中期的に行っていく産業の再生・雇用創出のための取組としては、新規投資の促進や就労支援を行う「産業振興・雇用促進プラン」、および農地除染や環境モニタリング、風評被害対策を行う「農林水産業再生プラン」が設定された。

今後国は、このグランドデザインを元に、解除区域を対象に具体的な取組や時期を記載した「避難解除等区域復興再生計画」を作成する。

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