亘理町、防潮林再生へ本格始動 住民ワークショップで復興案を策定

住民ワークショップで復興案を策定宮城県亘理(わたり)町の防潮林再生を目指す「わたりグリーンベルトプロジェクト」が本格始動している。同プロジェクトは苗木を作って防潮林を再生させる活動のほか、沿岸部のグランドデザインの策定も担う。その一環である地元住民らのワークショップが6月23日、同町で始まった。

「みんなでこせっぺ!おらほの森」(みんなでつくろう!私たちの森)と題されたワークショップは全5回で構成され、23日に開催された第1回目には地元住民ら約40名が参加した。「観察する」という第1回目のテーマに則り、住民らは津波被害にあった防潮林近隣の樹木や地形等を観察するなどした。

2回目のワークショップも7月7日に実施。実際に沿岸部に植えられる苗木を参加者全員で作った。住民らは残り3回のワークショップを通じて防潮林を含む近隣エリアの復興案を作成し、9月に町に提出する予定。

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取材・文/齋藤 麻紀子

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