「ツール・ド・東北 2015」、開催概要を発表 気仙沼ワンウェイフォンドを創設し、募集人数を3,500名に拡大

「ツール・ド・東北 2015」、開催概要を発表 気仙沼ワンウェイフォンドを創設し、募集人数を3,500名に拡大

~ より多くの方がより広い地域を走り、被災地の現状と変化を感じる大会に ~

株式会社河北新報社(以下、河北新報社)とヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は本日、東日本大震災の復興支援および、震災の記憶を未来に残していくことを目的に、2015年9月13日(日)、石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市の2市2町を舞台として開催する自転車イベント「ツール・ド・東北 2015」の開催概要を発表しました。

「ツール・ド・東北」は、まだ道半ばの東北の復興を長期にわたって支えるため、10年の継続開催をひとつの目標として2013年に開始しました。
大会を開催する宮城県では、今年3月21日に新しい女川駅が開業しJR石巻線が全線復旧。また、5月30日には仙台・石巻間を結ぶJR仙石線が全線復旧を予定しており、震災から約4年の時を経て、着実に復興が進みつつあります。3年目を迎える今大会では、被災地の現状や変化を感じていただくとともに、より多くの方に食をはじめとする“東北の魅力”に触れていただくことを目指します。

今大会は、昨年の申し込み状況をふまえ、募集人数を前大会の3,000名から3,500名に増枠します。また、「長距離を走るのは難しいけれど、より広い地域を走りたい」というライダーの要望に応えるため、気仙沼市をスタート地点とする“気仙沼ワンウェイフォンド(95km)”を創設しました。昨年は、220kmを走るライダーしか気仙沼市を訪れることができませんでしたが、“気仙沼ワンウェイフォンド”を設けることで、より多くの方に気仙沼を訪れていただけるようになります。また、石巻市に加え気仙沼市をスタート地点とすることにより、大会当日だけでなく前日の滞在も含めて、より広い被災地の現状を見たり、地元の魅力を味わったりしていただくことが可能です。

また、コース各所に設ける休憩箇所“エイドステーション”では、昨年同様に地元の旬の食材を活かしたさまざまなフードを提供します。
今年は“女川・雄勝フォンド(60km)”で立ち寄れるエイドステーションを昨年の2か所から3か所に増設し、初心者の方でも参加しやすいショートコースにおいても、地元の食を十分にお楽しみいただけるようになります。

なお今年も石巻専修大学会場では大会前日・当日ともに、ライダーの帯同者や地元の方などのサイクリングイベントに参加しない方にもお楽しみいただけるイベントや、ご当地グルメを楽しめる店舗の出店などを予定しています。

今大会の概要は下記の通りです。

<目的>
東日本大震災の復興支援および、震災の記憶を未来に残していく。

<目標>
大会を10年程度継続する。
道路の復旧状況なども見ながら今後、競技レースの組み込み、岩手県や福島県などの被災地にもステージを拡大した「東北」の大会として展開していく。
事業収益は、被災地における自転車の普及や自転車関係の社会インフラ整備向けの助成に充当する。
サイクリングイベントに参加しない、選手以外の同行者にも楽しんでいただける現地イベントを開催する。
インターネットを活用したオークションやクラウドファンディングのシステムを導入し、企業だけでなく、個人や海外からも広く寄付金を募り、現地に行かない人もイベントに参加できる仕組みを取り入れる。
地方紙・インターネット・テレビ媒体などが連携し、被災地の今を国内外に発信していく。

<開催概要>
大会名称:ツール・ド・東北 2015(Tour de TOHOKU 2015)
主  催:株式会社河北新報社、ヤフー株式会社
主  管:ツール・ド・東北 2015 実行委員会
特別協力:株式会社TBSテレビ、石巻専修大学
開 催 日:2015年9月12日(土) 受付、2015年9月13日(日) 大会当日
開催場所:石巻市・女川町・南三陸町・気仙沼市
会  場:石巻会場・・・石巻専修大学(スタート/ゴール)、気仙沼会場・・・気仙沼プラザホテル前(スタート)
募集人員:3,500名(予定)
募集開始:優先出走エントリー・・・2015年4月下旬予定、一般出走エントリー・・・2015年5月中旬予定
結果発表:2014年6月上旬予定
応募方法:公式サイトからの申し込み
※申込者多数の場合は、抽選で参加者を決定します。なお、「ツール・ド・東北 2013」「ツール・ド・東北 2014」に大会クルー(大会運営ボランティア)として参加された方は、優先出走エントリー期間にお申込みいただくと、抽選なしで出走いただけます。(エントリー料は各自負担となります)

<ツール・ド・東北について>
「ツール・ド・東北」は、東日本大震災の復興支援、および震災の記憶を未来に残していくことを目的とした自転車イベントです。順位やタイムを競うレースではなく、楽しく走ることを目的としたファンライド形式で開催しています。まだ道半ばの東北の復興を長期にわたって支えるため10年の継続開催をひとつの目標としており、毎年開催していくことで、現地の方々、出走者やその同行者、ボランティアクルーまで、イベントに関わる全てのみなさまと復興への道のりを共に歩み、少しでも復興の後押しにつながるよう努めていきたいと考えています。

<コース>
今大会では、スタート地点を気仙沼市、ゴール地点を石巻市とする初のワンウェイコースが加わり、全5コースとなりました。各コースとも、沿岸地域を含む三陸の雄大な自然を感じながら、被災地の「今」を見ていただけるコース設計です。

※コースのルートや距離は変更になる可能性があります。

<エントリー料>
気仙沼ワンウェイフォンド(95km) 11,000円
気仙沼フォンド(211km) 15,000円
南三陸フォンド(170km) 11,000円
北上フォンド(100km) 9,000円
女川・雄勝フォンド(60km) 8,000円

<エイドステーション・給水ポイント>
「ツール・ド・東北 2015」では、コース上の約20km毎、計10か所のエイドステーションを設置します。各エイドステーションでは各地の自治体と連携して地元の旬の食材を活かしたフードを提供し、ライダーに宮城・三陸の魅力を味わっていただきます。今年は“女川・雄勝フォンド”参加ライダーのみにフードを提供するエイドステーションを増設することで、ショートコースでも十分に東北の味覚をお楽しみいただきます。
また、残暑の中での開催となるためコース上の数か所に給水ポイントも設置し、参加ライダーが安全に完走を目指せるようサポートします。

河北新報社とYahoo! JAPANは、今後も「ツール・ド・東北」を通じて、震災の記憶を未来に残すことを目指し、さまざまな取り組みを進めてまいります。

「ツール・ド・東北 2015」ティザーサイト
http://tourdetohoku.yahoo.co.jp